算命学では、生年月日から表す命式を「宿命」を読む土台とします。生まれた時代、家族、身体、生来の資質など、自分では選んで始めたわけではない条件です。一方の「運命」は、宿命を持つ人が環境と出会い、経験し、選択を重ねて形づくる歩みと捉えます。
宿命は素材、運命は育て方
同じ星を持つ人でも、家庭、教育、仕事、出会いによって表れ方は変わります。命式は結果を固定する判定表ではなく、資質をどの環境で、どのように使うかを考えるための地図です。

ACADEMY JOURNAL
算命学とは、自然の法則を人の生き方へ重ねて考える東洋の哲学思想であり、命式から本質と人生のタイミングを読み解く占術です。命式や星を理解するために知っておきたい基礎を、やさしさと専門性の両方を大切にまとめました。いつでも読める固定の基礎読みものです。


変えられない設計図と、育てていく人生を分けて考えます。
算命学では、生年月日から表す命式を「宿命」を読む土台とします。生まれた時代、家族、身体、生来の資質など、自分では選んで始めたわけではない条件です。一方の「運命」は、宿命を持つ人が環境と出会い、経験し、選択を重ねて形づくる歩みと捉えます。
同じ星を持つ人でも、家庭、教育、仕事、出会いによって表れ方は変わります。命式は結果を固定する判定表ではなく、資質をどの環境で、どのように使うかを考えるための地図です。

対立ではなく、循環とバランスを観察するための考え方です。
陰陽は、明暗、動静、外内のように、世界を二つの働きから観察する考え方です。どちらかが善で他方が悪という意味ではありません。五行は木・火・土・金・水の五つで、季節や性質の移り変わりを象徴します。
木から火、火から土、土から金、金から水、水から木へ助ける流れを相生と呼びます。木が土を抑え、土が水を抑えるような調整の関係が相剋です。相剋も単純な凶ではなく、偏りを整えたり、現実を動かしたりする働きとして読みます。

命式を構成する、天の気と地の時間。
十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸。五行を陰陽に分けた十種類です。十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥で、季節や時間の推移を十二段階で表します。
干支では、天干を表に向かう質、地支をそれを支える季節や環境として重ねます。天干だけ、十二支だけで人物を決めず、蔵干や三柱の位置も合わせることが大切です。

10と12が重なる、暦の大きな一巡をたどります。
十干と十二支を順に一つずつ組み合わせると、甲子、乙丑、丙寅と進み、60番目の癸亥で一巡します。陽の干には陽の支、陰の干には陰の支が組み合わさるため、組み合わせは120ではなく60種類です。
このサイトでは日柱を本人の核、月柱を社会や才能、年柱を家系や社会との入口として表示します。同じ六十干支でも、どの柱に現れたかによって読む対象が異なります。

空白を不幸と決めつけず、立ち止まって整える視点へ。
六十干支を十ずつの六つのまとまりに分けると、各まとまりには組み合わない十二支が二つ残ります。算命学ではこの二支を天冲殺として扱い、子丑・寅卯・辰巳・午未・申酉・戌亥の六種類に分けます。
命式から定まる天冲殺グループと、年・月・日などで巡る天冲殺の期間は区別して考えます。期間中だから一律に不幸になる、重大な行動をすべて止める、という扱いはしません。状況の点検、準備、休息、学び直しを丁寧にする目安として用い、現実の条件を優先します。